世界のトップ IT企業17社の
現在の取り組みを調べて、成績表を作りました。

その結果、世界最大のスマホメーカーで、業界で最も大きなサプライヤーの1つであるサムスンは、「D-(マイナス)」というとても低い結果に...
「昨日までを、超えてゆけ」というPRとは反対に、サムスンはいまだに石炭などの汚くて時代遅れの化石燃料を使って、スマホやタブレットを作っています。アップルなどの企業は100%自然エネルギーを使用した生産を約束しているのに、サムスンの使う自然エネルギーはたったの1%です。


2015年、スマホを持っているのは30億人。
2020年までに、その数は世界人口の70%以上である60億を超えると予想されています。スマホの保有台数が増えれば、環境への影響も増えてしまいます。
実はひと昔前のやり方だった
スマホの生産方法

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スマホ1台に使われる鉱物100gをとるために、340倍以上の岩を掘る必要があります。採掘は地球に永久に消えない傷跡をつけ、後には有毒な廃水と土を残し、その地域が再生されることはめったにありません。また、採掘の現場では不十分な換気や地下坑内の崩落など、致命的な危険と隣り合わせのなか働いている人が多くいます。
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スマホの電源を入れる前、つまりスマホの製造段階で、温室効果ガス(GHG)の8割が発生しています(中国本土や台湾、ベトナム、日本など石炭火力発電の比重が高い地域で行われているため)。スマホ生産数が増えれば、GHGの排出量も増えてしまいます。
スマホもデトックスが必要
2010年、世界的なIT企業16社が有害化学物質(PVC・BFRsなど)の除去を約束。2017年現在、すべての製造工程から有害化学物質を取り除いた企業は、グーグルとアップルのみです。 中国や韓国など、工場で使用される有害化学物質による深刻な健康被害が報告されていますが、工場で使われる有害化学物質の実態を把握している企業はほとんどありません。
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ITブランドは修理やアップグレードができないような製品設計の傾向を強めています。バッテリーの交換が必要なときや、ストレージ使用量が容量をこえた場合、買い替えせざるを得ないことも多くあります。
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2017年、世界のeウェイスト(電子廃棄物)の量は、6,500万トンに達すると予測されています。これは、人口約85万人のサンフランシスコが4メートル以上の深さまで埋まってしまう量です。2014年、世界で正式にリサイクルされたeウェイストはわずか15.5%でした。
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レポートを読む >
© Peter Soerensen / Greenpeace
2011年
Facebookのデータセンターが100%自然エネルギーを約束!
Facebook上に作ったUnfriend Coal(石炭と友達をやめる)ページ上で、24時間以内のコメント数世界記録を目指し、8万件を超えるコメントで世界記録の更新を達成!Facebookも自然エネルギーと友達になることを約束しました。
© Michael Nagle / Greenpeace
2012年
Apple、Googleのデータセンターが100%自然エネルギーを約束!
グリーンピースは、各社がデータセンターで利用している電気に占める自然エネルギー、石炭、原子力の割合や、情報の透明性などを評価したレポートを発表。世界各国のアップルストアで黒い風船を石炭のススで真っ黒な「クラウド」(雲)に見立て、アップル社の使う電気を変えようと呼びかけました。
© George Nikitin / Greenpeace
2015年
アップル、企業として初めてサプライチェーンも
100%自然エネルギーにすることを宣言!
© Pablo Blazquez / Greenpeace
2017年
サムスンがGalaxy Note 7を回収し修理とリサイクルを約束!
グリーンピースは、2017年2月に起きたサムスンGalaxy Note 7の異常発熱騒動の直後、携帯通信関連の見本市へ行き、修理とリサイクルをサムスンに求めました。その結果、翌月にはサムスンが430万台のNote7を回収し、修理とリサイクルをすると約束するにいたりました。