ウミガメ、イルカ、海鳥。海には、さまざまな生きものたちが暮らしています。その命が、大規模な漁業によって犠牲になっているとしたら? 実は、世界の海で、狙った魚以外の生きものも一緒にとってしまう「混獲(こんかく)」という問題によって、年間16万羽のウミドリ、30万匹のウミガメ、30万頭のイルカやクジラ*が犠牲になっています。
この動画では、混獲の犠牲になっている海の生きものたちの苦しみがダンスで表現されています。ダンサーが身につけるのは、実際の漁で使われた網を活用した「漁網ドレス」。ファッション界でサステナブルをテーマに活動するデザイナーのタニ・クミコ氏が、知られざる混獲の問題に光を当てるため、「海をまもりたい」というメッセージを込め、ドレス制作・映像演出を手がけました。
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世界55の国と地域で活動する国際環境NGOグリーンピースは、豊かな地球をまもりたいと願う人々やアーティストと一緒に、環境問題を目に見える形にして社会に訴えながら、問題を根本解決に導くため、活動しています。
フィリピンの海岸に現れたプラスチッククジラ。3頭に1頭のクジラがプラスチックを飲み込んでいるという現状を訴え、使い捨てプラスチックの大量生産・大量消費からシフトすることを世界の政府・企業に呼びかけています。(グリーンピース東南アジア)
イタリアのピアニスト、ルドヴィゴ・エイナウディ氏が北極に送ったレクイエム。気候変動の原因となる石炭・石油事業からの撤退を促し、自然エネルギー100%の動きを加速させるため、世界の大手銀行や企業に働きかけています。(グリーンピース・ノルディック)
私たちがめざしているのは、世界中の人々とともに、海や森、そこで生きるいのちをまもること。地球規模で進む環境問題を解決するには、あなたの力が必要です。世界300万人の環境ムーブメントにあなたも参加してください。
*グリーンピース・インターナショナル Out of Line 2013