ミツバチの大量死の原因であり、土や水に長期にわたって残るネオニコチノイド系農薬が、必要以上に私たちのお米に使われてきました。いま、全国の農家や消費者が12年も声を上げ続けてきたおかげで、この問題に変化がおきつつあります。
これまでの進歩
- 農薬の使用を助長していた制度の見直しについて農林水産大臣が「2019年8月までに検討する」と発言
- 秋田県、岩手県などの米どころの自治体で、制度を見直すよう国への意見書を決議
自然を大事にする米づくりを、米どころの自治体や農業団体が自らリードしてくれています。私たちも一緒に声を上げて、ネオニコ系農薬をムダに使わせる政策の見直しを、確実なものにしませんか? 制度の見直しが行われる2019年8月までに、消費者の声が十分大きくなっていることが重要です。時間がありません。農林水産庁の食糧課政策統括官は、お米の政策について決定できる影響力があります。いま、私たちの声を届けましょう。
ネオニコ系農薬をムダに使わせる等級制度とは…
カメムシが穂の汁を吸うことでできる黒い点のあるお米は、1,000粒に2粒混じってしまうだけで等級が落ち、買取価格が下がってしまいます。農家はカメムシを殺すために、農薬を使わざるをえません。実際には、そういうお米は収穫後に色彩選別機で取り除けるので、農薬は必要ないのです。