*いま参加された方々に、
野菜中心の健康的なレシピ集を贈ります。
1日に1食、週に1食......お肉と乳製品の消費を減らし、野菜や豆中心の食事をとりいれる。
野菜中心の食生活は、地球環境と私たちの健康のどちらにとっても良いこと。
例えば、大豆などの豆類を育てるのに必要な水は、牛肉の6分の1以下です(*1)。
いまキャンペーンに参加した方に、レシピ集をプレゼント!
この夏、大切な人とヘルシーな料理を囲み、心も体も健康になる暮らしをはじめませんか?
「食べものは愛の源。それはとても幸運なこと」
ダニエル・ブラーヴォ(ヴィーガンシェフ)
大量生産システムの畜産は、地球と私たちの健康をおびやかしています。世界では9人に1人が飢餓に苦しんでいるにも関わらず、お肉や乳製品を作るために大量の穀物が動物の餌になっています(*2)。もし、穀物を動物の飼育に使うのをやめれば、世界の食糧供給量は70%アップします(*3)。
猛暑、集中豪雨、頻発する台風......暮らしの安全を根底からおびやかす気候変動。畜産業が排出する温室効果ガスは、全体の14%を占めます(*4)。それは、全世界の交通手段(飛行機・車・電車・船)が排出する量と同じ(*5)。このまま放置すれば、2050年までに工業型畜産を含む食料生産システムによる排出量は、全体の半分以上を占めるといわれます(*6)。
世界保健機関は、特にソーセージやハムなどの加工食品に発がん性があると警告しています(*7)。果物、野菜、豆、全粒穀物、ナッツなど植物性食品の摂取は、心臓病、糖尿病、卒中、がんの発生率の低下と関連しています(*8)。野菜中心の食事は、2型糖尿病の発生リスクを40%削減することができると言われます(*9)。
地球上の地表の4分の1に当たる26%が、動物の放牧のために使われています(*10)。動物たちの餌になるトウモロコシや大豆を育てるために、森林が切り開かれています。
工業型畜産は、利益追求のために大量生産システムを作り上げ、その過程で動物は大きな苦痛を経験しています。動物たちの感染症を防ぐために大量の抗生物質が使用されています。
動物の飼育は、膨大な量の水を必要とするだけでなく、大規模な農場で使用される化学肥料、農薬、抗生物質などの薬品は水と土壌を汚染し、最終的に私たちの食卓に戻ってきます。
健康な地球を子どもたちに残すために、もっともインパクトのあることの一つは、実は、食生活を一人ひとりが見直すことなんです(*11)。お肉や乳製品の消費を減らし、野菜や豆中心の食事で、健康的なライフスタイルをはじめませんか。
国際環境NGOグリーンピースは、誰もが健康に暮らしていけるために、2050年までに動物性食品の消費を現在の50%に減らすことをビジョンに掲げて実践しています。
野菜中心の暮らしのアイデアを発信中!チームプランツ
チームプランツは、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンのボランティアグループ。インスタグラムには、野菜中心のレストランやカフェの食べ歩き情報が満載!
*1 タンパク質グラム当たりの水の使用量
Mekonnen, M. M., Hoekstra, A. Y. 2012. A global assessment of the water footprint of farm animal
*2 WFP「世界の食料安全保障と栄養の現状」(2018)
*3 カロリー換算 Cassidy, E. S., West, P. C., Gerber, J. S., & Foley, J. A. 2013. Redefining agricultural yields: from tonnes to people nourished per hectare. Environmental Research Letters, 8: 34015.
*4 英インディペンデント紙 ”Veganism is `single biggest way`to reduce our environmental impact on planet, study finds”(2018)
*5 FAO document 2013, Gerber et al 2013, (page 15)
*6 IPCC. Weber, D. Zhou, J. Zou, and T. Zwickel, 2014: Technical Summary. In: Climate Change 2014: Mitigation of Climate Change, (page 44, 46)
*7 Bajželj, B., et al. 2014. Importance of food-demand management for climate mitigation. Nature Climate
*8 IARC. 2015. IARC Monographs evaluate consumption of red meat and processed meat. International Agency for Research on Cancer. Press release No. 240. World Health Organisation (2015).
*9 GLOPAN, 2016. Global Panel on Agriculture and Food Systems for Nutrition. 2016. Foresight report: Food systems and diets: Facing the challenges of the 21st century. London, UK. 132 pp.
*10 Tilman, D., & Clark, M. 2014. Global diets link environmental sustainability and human health. Nature, 515: 518–522.
*11 Ripple, W. J., et al. 2014. Ruminants, climate change and climate policy. Nature Climate Change, 4: 2–5.