日本では、毎年900万トンのプラスチックごみが排出されていますが、そのうち46%をプラスチック容器包装やペットボトルなどが占め(*1)、その多くが使い捨てです。いま世の中の仕組みを変えなければ、今後10年で、プラスチック生産は世界でさらに40%増えるという衝撃的なデータもあります(*2)。
いまこそ、使い捨てに頼らないリユース・リフィルの仕組みを広めなければいけません。日本でも始まっている取り組みを大きな流れにしていくためにも、みなさんの声が必要です。
リユース社会のために
メーカーやお店ができること
メーカー
- 今パッケージされている商品の、量り売りでの販売モデルを開発する
- リターナブル(返却式)のビンなどの容器で販売する
お店
- 調味料や乾物の量り売りコーナーを設置する
- 野菜やくだものの過剰なパッケージをやめる
- お惣菜や肉・魚などに、自分の容器の持ち込みを奨励する
グリーンピースのこれまでの
プラスチック問題への取り組み
みなさんの声をもとに、世界中で活動を展開しています
- 2019年6月 11,752名の賛同者の署名とともに、東京都へマイボトル給水機の増設を働きかける
- 2019年11月〜 政府や議員との意見交換などを通じて、解決のための具体的な提案を行い、プラスチック問題へのより本質的な対応を目指す
- 2019年11月〜12月 「リユースレボリューション」キャンペーンを世界中で展開。レポート「未来を捨てるまやかしの解決策〜企業のプラスチック汚染問題への対応」を発表し、企業や政府に提言活動中
- 2019年〜 ネスレなどの大企業に、使い捨て包装容器に頼らないビジネスモデルの実現を求めるキャンペーンを世界中で展開中
- 2019年末 小売業界でできる取り組み事例集を発表予定
- 2020年 国連会議で世界の海の30%以上を2030年までに海洋保護区とする合意を目指す
- その他、世界のグリーンピースのオフィスと協力して様々な活動を予定
*1.「2017年 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況」一般社団法人 プラスチック循環利用協会
*2. $180bn investment in plastic factories feeds global packaging binge: The Guardian