ウミガメの危機
ウミガメの個体数は減少し、7種のウミガメのうち6種は、漁業や沿岸開発など、複数の原因により絶滅の危機にさらされています。
さらに追い討ちをかけるように、プラスチックであふれかえる海では、約半数のウミガメがプラスチックを食べてしまっています。
生態系が壊れるほどの過剰漁業や工業型漁業により、巨大な漁網網に引っかかり、溺死してしまうウミガメは約850万匹。気候変動によって気温が上がり続けると、メスが生まれる確率が高くなり、ウミガメの個体数の減少につながってしまいます。
ウミガメがまもる自然
1億年以上前から地球上で暮らし、恐竜と同じ時代を過ごしていたウミガメは、地球の自然を守る役割も果たしています。
・浜辺に産む卵からの栄養素が砂浜の侵食を防いでいる
・海底に生えている海草をたべてくれるおかげで、健康な海草が二酸化炭素の吸収源となり、気候変動の抑制を手助けしている
・温暖化した海に増え続けるクラゲを食べることで、クラゲの数がコントロールされ、海全体の生態系を守っている
この現実を伝えるため、「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」のスタジオとグリーンピースが、ウミガメの家族の悲痛な物語を共同製作しました。