急速に燃えるアマゾンの森
これ以上、森と人の未来を奪わないで
1分ごとにサッカーコート14個分の面積が消える速度で、アマゾンの森林が燃えています。*1 猛スピードで森林破壊が進んでいる理由に、実は、私たちの大量消費が大きく影響していていることを知っていますか?このような大規模の森林破壊は、気候変動を加速させることにつながります。気候変動が深刻化すれば、日本でも台風が激化し、100年に1度レベルの豪雨が、2040年までに3倍も増加すると言われています。そのような世界で私たちは安心して暮らせるでしょうか?私たちの気候を安定させている大切なアマゾンを守るよう、ブラジル政府に一緒に伝えましょう!
食肉生産のために燃えるアマゾンの森
アマゾンの森林破壊は自然発火でないことをご存知ですか?牛の放牧やそのエサとなる大豆などの生産拡大のため、違法に放火され、森が切り開かれています。
ブラジル国立宇宙研究所が人工衛星を用いて行った調査では、2020年1月〜8月には、東京都の15倍にもなる34,373km² の森が焼失しました。*1 9月には、最初の2週間だけでも、去年より86%も多く火災が確認されています。*2
そして、多くの科学者たちが、超えてしまえば50年以内に熱帯雨林が草原と化す「限界点」に今のアマゾンはとても近い状態と警告しています。*3アマゾンは燃え続けていて、とても危機的な状況。私たちはアマゾンの森を救えるか否かの分岐点に立っています!
日本に住む私たち一人ひとりもアマゾンの森に生かされている
アマゾンが支えているのは、そこに住む動物たちだけではありません。
森はCO2を蓄え、地球温暖化を抑制してくれていました。今、その熱帯雨林が急速に燃えることによって、数十億トンの炭素が大気中に放出されており、これは気候変動の加速につながります。地球温暖化が進むと、私たちの暮らしはどうなるでしょうか?
気温や海水温が上昇することで、豪雨や強力な台風、落雷の増加*4、そして住んでいる土地が海面上昇や高波で浸水するなど、日本はとても大きな影響を受けることになります。遠く離れたアマゾンの森は気候を安定させてくれる大事な要素で、日本に住む私たちも安心して暮らせるのです。これ以上の破壊は、とても危険です。
異常気象という名の人災をこれ以上起こさないために
温暖化が進めば、海水温が上がり、大気中の水蒸気が増加し、台風はより勢力を増して雨の量も増えます。既に、日本でも気候変動の影響で気象災害が増えています。
傘が全く役に立たない滝のような雨と言われる1時間に50mmを超える降水量の大雨は、ここ10年間は1年に平均327回発生しています。約35年前の10年間(1976~1985 年)と比べると、1.4倍に増加しています。*5 2020年は梅雨がとても長く、また熊本の豪雨や関東を襲った台風も記憶に新しいですね。アマゾンの森のような生態系が豊かで大きな森は、地球の気候を安定させる上で重要な役割を担ってきました。そのアマゾンでの森林火災は、果たして他人事でしょうか?
世界15カ国の力を合わせて。かつてない規模で訴えるチャンス!
アマゾンの森林火災が増加している理由は、ブラジルのボルソナロ大統領の反環境政策。グリーンピースは、ブラジル現地のオフィスが中心となり、毎年、アマゾン地域での森林火災と破壊の状況のモニタリングを行い、ブラジル政府や森林破壊に関係する企業に粘り強く働きかけてきました。現在は、国際緊急チームを結成し、 被害を受けたエリアの調査を先住民族や国際メディアと連携して行っています。
今回は、世界15カ国同時に、このキャンペーンを実施。世界から集まった署名は、ブラジル政府へ働きかけていくために、大きな力になります!みなさんも地球の未来をかけたこの署名にご参加ください!
そして、もう1つできることは、毎日の食事から、お肉を減らすことです!週に1日はお肉を食べない日にする、毎日1食はお肉を食べないなど、それぞれの暮らしの中でできるところから始めてみませんか?
私たちも賛同しています!
50音順でご紹介しています
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海月ダンテさん(動物保護活動家、環境保護活動家)
アマゾン熱帯雨林は地球の宝物。美しい自然と動物たちの姿が永遠に消えないように、その生態系に頼っている人々が苦しまないように、一時の利益に惑わされず守りたいです。今の子ども達のために、そして何百年先の人々のために。
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水沢アリーさん(タレント、起業家)
愛の大切さに気がついてから、地球への愛も意識するようになりました。地球にとって不可欠な自然を守れるという事は、人間一人一人が持つ特権だと思います。私もまだまだ完璧ではないですが、一歩一歩地球に優しい生活や発信をしていきたいと思い、今回この取り組みに賛同させてもらいました!
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未来リナさん(モデル・ライフスタイルクリエイター)
大切なものを守るために想いを伝える署名活動は、今の私たちにできるとても簡単だけどパワフルなアクションだと思います。
*1 ブラジル国立宇宙研究所
*2 ブラジル国立宇宙研究所
*3 AFP通信2020年3月「ネイチャー・コミュニケーションズ」誌より
*4 AFP通信 2014年11月 「サイエンス」誌より
*5 気象庁 2010~2019年の平均年間発生回数は約327回、統計期間の最初の10年間である1976~1985 年の平均年間発生回数は約226回。